かねてより《 密かに 》要望があったようなので、
「世紀末」の表現に貢献した作曲家、グスタフ・マーラーを。
私が持っている数枚ほどのCD、お気に入りの演奏などをナンバリング順に。
ちなみに個人的に好きな順で言うと、1.3.9.2.8.6.5.7.4です。
生まれて初めてのマーラー体験は、ワルター&ニューヨークの「巨人」。
・交響曲1番ニ長調「巨人」
楽章ごとのキャラクターが明確で、入門には一番適している曲。私も大好きです。
本当はワルター&ニューヨークが一番良かったのですが、モノラル録音の為、却下。
ステレオのワルター&コロンビアもオケが貧弱な為、満足までには至らず。
テンシュテット&シカゴのライブ盤はかなり格好のいい演奏でしたが、4楽章の途中から
金管があまりの白熱のためか、音程ずり上がりすぎ。その為、残念でしたが次点へ。
まだ未聴ですが、70年代の小澤&ボストン盤もかなり評判がいいので聴いてみたい。
クーベリックのライブ盤も良さそう。
アンチェル&チェコ盤は粘っこくてコクのある演奏。
フィリップスから出たベルリンとの旧録音。
ハイテンクらしい均整のとれた演奏。中庸の心地よさ。
回数を重ねるならこちらに軍配かな。
・交響曲2番ハ短調「復活」
ファーストインパクトが完璧に美化された思い出に
なっていて、たぶんもう、これしか聴けない。
バーンスタイン&ニューヨーク・フィルハーモニック盤。
・交響曲3番ニ短調
この曲をはじめに聞いたのはショルティ指揮、ロンドン交響楽団。その演奏は2番目に好き。一番好きなのは、
いまのところ、ハイティンク&シカゴ盤(画像は割愛)。
でもこのハインツ・レーグナー盤、終楽章がしみじみとしてて良い感じなのです。
ちなみに私が買ったのは6番が入ってないverでした。
ベタですが、グラモフォンから出ているバーンスタイン盤も良かったと思います。
・交響曲4番ト長調
あまり聴いた事の無い曲。正直自分には退屈。最初に聴いたのは高校の頃、
ショルティ&シカゴ+キリ・テ・カナワ盤を。音楽を聴いてて本気で眠くなった曲のうちの一つ。
そもそもマーラーすら興味が失せてきた昨今。
シャイー&コンセルトヘボウを持ってますが未開封のまま。マゼールも評判がよいとか。
でも今聞いたら、この曲の印象も変わるかn・・・zz・・・z
・交響曲5番嬰ハ短調
マーラー曰く「駄作」扱いの5番。でも映画音楽で使われたりしているし、
1楽章もかっこいい。マーラーの演奏録音をあまり残さなかったカラヤンの解釈が
「美しさの追求」と言う点では群を抜いている気がします。でも私は
レヴァイン&フィラデルフィア盤をプッシュします。
未聴ですがシノーポリ盤、インバル盤も評判が
いいので興味あり。
・交響曲6番イ短調「悲劇的」
これは最初に聴いた演奏が、そのまま一番好きな演奏となりました。ショルティ&シカゴ盤。
他の人の解釈は濃厚過ぎて・・・映画のサウンドトラックのようにサクッと終わってくれるショルティ盤がもっとも
私的には疲れません。廃盤になる前の日本盤ジャケが
カコイイ。クーベリック盤にも、ちと興味あり。
・交響曲7番ホ短調「夜の歌」
あまり聴くことはないですが、聴けば「いいな」と思える曲。
ラトル盤が冗長にならずまとめられていて良かった。
・交響曲8番変ホ長調「千人の交響曲」
インバルもコンパクトにまとまってて良かった。シャイーや
70年代の小澤も評判がいい。でも自分には、「本当に
1000人召集してしまった」と言われているダイナミックな
ショルティ盤が心地よい。
・交響曲9番ニ長調
ノイマンの最終録音やシャイー、ジュリーニ&シカゴ盤、
バーンスタイン&コンセルトヘボウ盤&ベルリン盤も◎。
バルビローリ&ベルリン盤も良かった。
でも私の中では、暖かさが伝わってくるカラヤン盤が
ベスト。迷いなく太く押し当てた一筆書きのワビサビに
あるような、颯爽とした「侘びしさ」が感じられる。
※全集としては、何が無難かと問われたなら、
平均的情緒安定型なら「ショルティ&シカゴ」。自己陶酔爆発型なら「バーンスタイン」を
薦めます。バーンスタイン全集は1BOXSETは高め。3つに分けられた / verが / 割安ですね。
でも、個人的に物欲がそそられるのは、「クーベリック盤」。
コストパフォーマンス的にも大穴の気配。
それでは、良い休日を。
「世紀末」の表現に貢献した作曲家、グスタフ・マーラーを。
私が持っている数枚ほどのCD、お気に入りの演奏などをナンバリング順に。
ちなみに個人的に好きな順で言うと、1.3.9.2.8.6.5.7.4です。
生まれて初めてのマーラー体験は、ワルター&ニューヨークの「巨人」。
・交響曲1番ニ長調「巨人」
楽章ごとのキャラクターが明確で、入門には一番適している曲。私も大好きです。
本当はワルター&ニューヨークが一番良かったのですが、モノラル録音の為、却下。
ステレオのワルター&コロンビアもオケが貧弱な為、満足までには至らず。
テンシュテット&シカゴのライブ盤はかなり格好のいい演奏でしたが、4楽章の途中から
金管があまりの白熱のためか、音程ずり上がりすぎ。その為、残念でしたが次点へ。
まだ未聴ですが、70年代の小澤&ボストン盤もかなり評判がいいので聴いてみたい。
クーベリックのライブ盤も良さそう。
アンチェル&チェコ盤は粘っこくてコクのある演奏。
フィリップスから出たベルリンとの旧録音。
ハイテンクらしい均整のとれた演奏。中庸の心地よさ。
回数を重ねるならこちらに軍配かな。
・交響曲2番ハ短調「復活」
ファーストインパクトが完璧に美化された思い出に
なっていて、たぶんもう、これしか聴けない。
バーンスタイン&ニューヨーク・フィルハーモニック盤。
・交響曲3番ニ短調
この曲をはじめに聞いたのはショルティ指揮、ロンドン交響楽団。その演奏は2番目に好き。一番好きなのは、
いまのところ、ハイティンク&シカゴ盤(画像は割愛)。
でもこのハインツ・レーグナー盤、終楽章がしみじみとしてて良い感じなのです。
ちなみに私が買ったのは6番が入ってないverでした。
ベタですが、グラモフォンから出ているバーンスタイン盤も良かったと思います。
・交響曲4番ト長調
あまり聴いた事の無い曲。正直自分には退屈。最初に聴いたのは高校の頃、
ショルティ&シカゴ+キリ・テ・カナワ盤を。音楽を聴いてて本気で眠くなった曲のうちの一つ。
そもそもマーラーすら興味が失せてきた昨今。
シャイー&コンセルトヘボウを持ってますが未開封のまま。マゼールも評判がよいとか。
でも今聞いたら、この曲の印象も変わるかn・・・zz・・・z
・交響曲5番嬰ハ短調
マーラー曰く「駄作」扱いの5番。でも映画音楽で使われたりしているし、
1楽章もかっこいい。マーラーの演奏録音をあまり残さなかったカラヤンの解釈が
「美しさの追求」と言う点では群を抜いている気がします。でも私は
レヴァイン&フィラデルフィア盤をプッシュします。
未聴ですがシノーポリ盤、インバル盤も評判が
いいので興味あり。
・交響曲6番イ短調「悲劇的」
これは最初に聴いた演奏が、そのまま一番好きな演奏となりました。ショルティ&シカゴ盤。
他の人の解釈は濃厚過ぎて・・・映画のサウンドトラックのようにサクッと終わってくれるショルティ盤がもっとも
私的には疲れません。廃盤になる前の日本盤ジャケが
カコイイ。クーベリック盤にも、ちと興味あり。
・交響曲7番ホ短調「夜の歌」
あまり聴くことはないですが、聴けば「いいな」と思える曲。
ラトル盤が冗長にならずまとめられていて良かった。
・交響曲8番変ホ長調「千人の交響曲」
インバルもコンパクトにまとまってて良かった。シャイーや
70年代の小澤も評判がいい。でも自分には、「本当に
1000人召集してしまった」と言われているダイナミックな
ショルティ盤が心地よい。
・交響曲9番ニ長調
ノイマンの最終録音やシャイー、ジュリーニ&シカゴ盤、
バーンスタイン&コンセルトヘボウ盤&ベルリン盤も◎。
バルビローリ&ベルリン盤も良かった。
でも私の中では、暖かさが伝わってくるカラヤン盤が
ベスト。迷いなく太く押し当てた一筆書きのワビサビに
あるような、颯爽とした「侘びしさ」が感じられる。
※全集としては、何が無難かと問われたなら、
平均的情緒安定型なら「ショルティ&シカゴ」。自己陶酔爆発型なら「バーンスタイン」を
薦めます。バーンスタイン全集は1BOXSETは高め。3つに分けられた / verが / 割安ですね。
でも、個人的に物欲がそそられるのは、「クーベリック盤」。
コストパフォーマンス的にも大穴の気配。
それでは、良い休日を。
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by princessaroma
| 2009-02-28 13:30
| レビュー